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Network Time Protocol(ネットワーク・タイム・プロトコル、略称NTP(エヌティーピー))は、ネットワークに接続される機器において、機器が持つ時計を正しい時刻へ同期するための通信プロトコルである。 OSI基本参照モデルの第7層(アプリケーション層)に位置し、UDPポート〔RFC1700のWELL KNOWN PORT NUMBERSではTCPとUDPの2つが指定されているが、NTPの規格を示したRFC1305ではUDPのみとなっている。〕の123番を使用する。 == 概要 == ネットワークに接続され、互いにデータの交換を行う機器において、各機器が持つ時計(以下、各機器が持つ時計を「RTC」として説明する)の時刻が機器間で異なると、時刻に依存した機器間のデータ交換、例えば電子メールやファイルの送受信、ログの配信などに異常をきたすおそれがある。よって、RTCの時刻は機器間で互いに同期していることが望ましい。 ネットワークに接続される機器のRTCを正しい時刻に合わせる古典的な方法としてTime Protocolがある。Time Protocolは正しい時刻を提供するサーバから各機器が時刻値を取得する方法を定めている。しかし Time Protocol を用いて取得した時刻値にはサーバから機器に時刻値が到達するまでの通信時間が含まれない。よって、取得した時刻値には通信時間に起因する遅れの誤差が含まれてしまいRTCを正しい時刻に同期できない。 NTPは通信時間による時刻値の誤差を小さくする工夫がなされた時刻同期のためのプロトコルである。 2010年6月、最新バージョンのNTP4がRFCのProposed Standardとなった〔NTP.ORG - What is NTP (Network Time Protocol) ? 〕。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「Network Time Protocol」の詳細全文を読む スポンサード リンク
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